
自動車公正取引協議会より、平成24年度事業報告が届きました。
特に目を引いたのが、相談受付状況のまとめです。
中でも圧倒的に多いのが、中古車の事。
・遠方から購入したトラブル
・装備が違ったトラブル
・キャンセルのトラブル
・諸費用のトラブル
内容を確認しておくと、随分酷い話もあります。
買い手、売り手の双方に原因があるので、どちらがいけないと判断出来ませんが、時代背景を感じる部分もあります。
一つは、ネットやオークション、雑誌媒体関連での購入。
便利な世の中ですが、リスクが大きいと感じます。
一番は、実車を確認して購入する事をお勧めします。
出来れば、信頼のおける業者さんにお願いする方が良いでしょう。
プロでも中古車の見立ては難しい事がありますが、リスクを減らすなら、やはりプロにお願いして下さい。
車を選ぶのではなく、先ず業者を選ぶのです。
信頼できる業者さんに巡り合えたなら、間違いの起こるリスクが軽減されます。
判り難いのが、実走しないと出ない不具合。
それも時間を掛けて走行したり、高速走行しないと分からない症状ですね。
流石に、この部分は難しい。
以前にも、ある程度の時間走行しないと症状の出ない不具合があって、困った事がありました。
ATが滑ってくるのです。
多分、売却した人は、知っていて手放したのでしょう。
でも、流通している時には、判断出来ません。
本当に酷い話でした。
滅多にない事ですが、こんなレベル以外はプロならば、ある程度判別出来ます。
買うなら、信頼出来るプロからですね。
安物買いの銭失いにならぬ様、お気を付け下さい。
他に気になったのが、クレーマーの存在。
呆れて言葉も出ない内容でした。
これも時代だからでしょうか?
これは、配慮気配りのレベルを超えていますので、排除ですね。
買い手も売り手も存在して成り立つ事ですから、お互いに感謝。
車のビジネスに限った事ではありませんが、思いやりや利他の心が希薄になる流れに時代背景は無関係であって欲しいと願うのは、私だけでしょうか・・・